南アフリカ共和国通貨「南アフリカランド(ZAR)」
ランドの特徴はなんといっても高金利だワン。2008年6月に政策金利は12.0%に引き上げられたんだ。市場関係者の間では、国内のインフレ懸念などからさらなる上昇も予想されているワン。
南アフリカ共和国の歴史と概況
15世紀末インド航路開拓のためバルトロメウ・ディアスが喜望峰に到達すると、以降ヨーロッパとインド・中国航路を結ぶ重要拠点として、ヨーロッパ人が入植を開始したんだワン。
まずはオランダ人がケープ植民地を形成したけれども、その後はイギリス植民地となったんだワン。内陸からは金やダイヤモンドが発見され、これらの産業は現在に至るまで、この国の重要な産業となっているワン。
南アフリカは工業を中心として経済成長は順調に伸びていて、今後も大きく発展が期待される国のひとつだワン。
高金利が魅力なランド/円
FX取引でも高金利を狙ったランド/円の取引量が急増しているワン。同時にランド建て債券も人気を呼んでいて、豪ドル同様為替を変動させる要因として債券の需要にも注目が集まっているワン。
ランドの特徴と変動要因
ランドはコモディティ通貨でもあるんだワン。南アフリカの金の産出・埋蔵量は世界一を誇っていて、ダイヤモンド、プラチナ、クロム、マンガンなど貴金属の宝庫で、これらの資源は今後も経済発展に大きく寄与していくことが予想されるワン。そのためランドの為替レートは金価格との関連性が強くなる場合があるワン。
また南アフリカの鉱山会社や金融機関は、海外からの投資対象となりやすい面があるワン。企業買収の金額も大きく、その資金が為替市場に影響を与えるケースもあるんだワン。実際2004年末には、ロシアの鉱山企業(Norilsk Nickel)が南アフリカの鉱山会社の株式20%をAngro American Corpから買うというニュースにランドが上昇したんだワン。M&Aの動向には注目が必要だワン。
ランド安の要因としては、世界経済の不振や米国の金融引き締めなどを背景に、エマージング市場全体に不透明感が広がった場合が考えられるワン。また政情不安定な南アフリカ周辺地域で紛争、内戦が勃発した場合や、失業率・犯罪率・HIV感染率などの国内問題が悪化した場合なども要因として上げられるワン。
南アフリカ共和国基礎データ
通貨 | ランド(Rand) |
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金利 | 7.00% |
通貨/為替レート | 1米ドル=約8.2ランド(2008年) |
人口 | 4,790万人(2007年:世銀) 人口増加率1.0%(世銀) 黒人(79%)、白人(9.6%)、カラード(混血)(8.9%)、アジア系(2.5%) |
主要産業 | 農業:畜業、とうもろこし、柑橘類、その他の果物、小麦、砂糖、羊毛、皮革類 鉱業:金、ダイヤモンド、プラチナ、ウラン、鉄鉱石、石炭、銅、クロム、マンガン、石綿 工業:食品、製鉄、化学、繊維、自動車 |
総貿易額 | 輸出:803億ドル(2008年) 輸入:881億ドル(2008年) |
主要貿易品目 | 輸出:金、希金属、鉱物製品、化学製品、食品、繊維製品、ダイヤ 輸入:機械、自動車類、化学製品、科学機器、繊維製品、プラスティック、ゴム |
主要貿易相手国 | 輸出:日、米、独、英、中(2008年) 輸入:独、中、米、日、英(2008年) |
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